出産&育児おぼえがき

出産~育児の覚え書きです。2016年2月22日に男児を出産しました

出産 入院5日目~授乳室で号泣の巻~

入院して5日、出産して3日目。

息子との同室も慣れ、朝7時の検温(母子ともに)や世話をしながらのご飯などもなんとなく自分のリズムで生活ができるようになってきました。

しかし、実は2日目からあれれ?ということがあり。

それは胸の張りなのですが・・。

胸なんか、洒落ぶってしまいました。そう、おっぱいですよ。

2日目から息子におっぱいをあげることになったのですが、私の出産した病院は

母乳育児に命かけてるんですか? ってとこだったのですが(病院を決める前に口コミ検索をしていたら、どの人も母乳育児をしたいならココ。とあげるくらい命をかけている病院だった)

けど・・ほんと、母乳命がけ!!!

私も、というか他のママさんたちもそうだと思うんですけど、母乳って産んだら自然と出てくるもんだと思うじゃん?

マジ、あれ違うんで。

私も母から乳首マッサージをやっとけ。としつこいほど言われてたんですが、やっても母乳出ないし産まれてから出るでしょ。と舐めてました。

実際、産んでそっこう出たことは出たんですが、幸せなことに(?)私の乳は分泌量が多いらしくおっぱいの線が開通するまで、おっぱい内部では乳が「出たいけど出れないよ~」と3日目にしてパンパンに腫れ上がるという状態になったのでした。

 

とにかく乳が出ないことにはおっぱいは腫れ上がるばかりで解決しませんので、助産師さんのおっぱいマッサージでほぐしてほぐして絞り出す。といった作業に入ります。

2日目ももちろんその流れだったのですが、3日目にして

あれ・・?なんか人によって超痛いんですけど・・。

と気づいてはいけないことに気付いてしまったのでした。

おっぱいマッサージとは、とにかくほぐして柔らかく、乳首のフチを親指と人差し指で、というか爪のあたりでぐ、ぐっと乳首の芯をなくしていきます。

これ、全体をほぐすのもクッッソ痛いんですが!それよりも人によって爪が乳首に刺さってメッチャ痛い!!!

私のおっぱいは右は比較的優秀で張ってはいるものの何とか形になっていたのですが

左がやっかいで扁平ぎみの乳首は吸いずらく、硬い!

そしてその日は運が悪いことに(?)昼過ぎに悪露(産後の生理。1か月くらい続く)から塊が出てきており(レバー状の血の塊。これ自体には問題ない)ちょっと貧血気味で気分は最悪。

授乳しなくてはいけないのも分かっているけど、授乳室に行けば助産師さんがつきっきりでやれおっぱいマッサージだ、マッサージやりすぎで左乳首真っ赤だわ、気を使って世間話もしなきゃなれねーわ、貧血気味でフラフラするわで

気が付くとポロポロと涙があふれてきていたのでした・・・。

 

私も一応大人なんで、人前で泣くとかここ最近なかったですし恥ずかしいとは思ってたんですが、目まぐるしい状況と左の乳房がボロボロでかわいそうで(他人事じゃない!ってくらい感情移入していた)涙が止まらない。

出産の時に付き添ってくれた助産師学校の学生さんが(といってもお母さん世代のベテラン母さん)気づいてくれて「大丈夫、頑張りすぎちゃったよね」とか自分の子育ての大変だったことを親身に話してくれたりと、より涙が止まらなかった。

私の中で、この授乳室は自由でいられる場所でなく、人に気を使って一番に考えなくてはならない息子のことも蔑ろにしているように思えたし、本当はもっとゆっくりのんびり授乳したり、おっぱいが出ないのであれば一度に無理にではなくて回数重ねてやったりしてもよかったのではないかと思っていました。

息子は小さいと言われているけど、体重を測れば平均なりには増えていて自分のやりかたでは駄目なのか、そこまで無理しなくてはいけないのか。とその時は胸がいっぱいになってしまって。

 

結果、学生さんと少しだけ話して「ちょっと疲れたので寝ます」とハハハと笑いベッドに戻りました。

(ベッドがまた硬いの。おっぱいも張って背中も痛いんだけど、絶対ベッドが硬いのも原因なの(笑))

それから、入れかわり立ち代わりで助産師さんがベッドまで様子を見にきてくれるんだけどこれがまた落ち着かず。

もういいやと思い息子と添い寝しながら狸寝入り。

この時間が結果、出産も含めて精神的には入院中で一番つらかったのかもしれません。

 

その後、なんだかんだ狸寝入りから眠りについた私はまた授乳だっつーことで起きたわけですが、その時に苦手になってしまった助産師さん(おっぱいマッサージがやたら痛い)が息子の体重を測りに行くついでに気を利かせ粉ミルクを飲ませてくれちゃったり、貧血の薬をくれたもののそれが合わずにお腹がピーピーになったり胸がムカムカしたりと3日目はマジでいろんなことがあったのですが、まあ終わってみれば私の心に闇を落としたものの、ホルモンが乱れているということで納得して終わることにしました。

ミルクの件は人間ちっちゃーと思われるかもしれないけど、今まで(そしてこれからも)病院の方針に従って母乳だけでやって行こうと思っていたので、マジクレーム入れてやろうか!と思ったのですが、さすがにちっちぇーなと思ったので辞めました。(他の助産師さんからも注意してくれらしい)

そしてこのタイミングで泣いたことで後々「私も辛くて泣いたんですよ。」と教えてくれた顔見知りのお母さんが出来たりしたのでいい思い出になったと思います。(許すつもりないけど!乳首の気持ちになれ!)

 

ちなみにネットで調べてみると、これを3日目の壁と言うそうでおっぱいが張ったりホルモンバランスが崩れたりとしょうがないらしいです。

恥ずかしいのでそういうことにしておきます。